役員室の受付を兼ねるエントランスと隣接する応接室の設計の依頼となります。外国からの来賓も多いことから、重厚感+高級感+おもてなし感+和モダンというキーワードから設計が求められました。
エントランスは受付の素材やヴォリュームから役員エリアの品格を感じていただくことに主眼を置いて計画し、役員応接室は特別なお客様と役員の方との打合せを行う空間として意匠は過度に凝らず、扉から入った正面の壁をしつらえるところに重点を置いて計画しました。棚の漆板や建具の金物など、以前の事務所のものを再利用することで企業の歴史の継承も心がけています。
役員応接室は特別なお客様と役員の方との打合せを行う空間として、あくまでも執務の一環となるよう、意匠は過度に凝らず、扉から入った正面の壁をしつらえるところに重点を置きました。奇をてらわずにシンメトリーな空間構成で安定感・安心感のある雰囲気造りを心がけました。
[和の素材]を生かすデザイン手法 建築知識2013年5月号に掲載されました。